活動について

島の日常も、ピンチも支える

日本には約400島の有人離島が存在しています。
四方を海で囲まれる島々には、明治以降の近代化により日本社会から失われてきた「足るを知る価値観」「人と人の支え合い」「自然と共に生きる知恵」「生きる力が育つ環境」が健在。SDGsの真髄ともいえる原初的な価値に加え、近年は島外との連携により、古き良き知恵と最新テクノロジーを掛け合わせた創造的プロジェクトも多数進行しています。

一方、1950年代から先行する人口減少や、経済合理性が図りづらい特性による産業衰退は深刻。航路減便や学校・病院等のインフラ縮小、災害等の危機により、営みの存続が危ぶまれる島が増えているのです。

離島経済新聞社は、メディア運営を軸に構築してきた、産官学民・島内外問わず「島を想う人」とつながる独自ネットワークと各種データ、15年に及ぶ専門的知見を活用し、多様なステークホルダーとの共創によって島々の平和な日常と、ピンチと、未来を支える民間NPOです。

＊オフィシャルサイトより抜粋

注目してほしいポイント

日本には約420の有人離島があり、それぞれに自然や文化、暮らしの豊かさが息づいています。しかしながら、人口減少や医療・交通・教育インフラの縮小といった厳しい現実も離島を取り巻いています。
そんな島々の声や暮らしを丁寧に拾い上げ、社会に届けているのが、認定NPO法人離島経済新聞社（リトケイ）です。
リトケイは、有人離島専門のウェブメディア『ritokei』およびフリーペーパー『季刊ritokei』を通じて、島の「今」を丁寧に伝えてきました。

特に注目したいのは、リトケイが掲げる「伝える」「つなげる」「育む」という三つの柱です。
島の暮らしや文化、その可能性を社会に伝えることで、離島への理解と関心を広げています。また、島に住む人、離島に関心を持つ人、企業・自治体など、多様な主体をつなぎ、交流や支援のネットワークを生み出す架け橋となっています。
さらに、子育て・教育・防災などの分野で、島の地域づくりや持続可能な暮らしを支えるサポートも行っています。

島の価値を尊び、人と自然、人と地域とのつながりを大切にしたい──そんな思いを持つ人にとって、リトケイは島と社会をやさしくつなぎ、未来を支える大切な存在です。