フリースペースたまりば

活動について
いま大人たちは、子どもに失敗させまいと先回りしてレールを敷き、子どもたちがやってみたいことに挑戦する機会を奪っています。
常に他者からの評価にさらされ、「~すべき」で固められていて「~したい」がわからなくなってしまった子どもたち。
自分の頭で考えて、自分でものことを決定する経験や、失敗体験がとても不足しています。
ここで私たちが大事にしているのは「やってみたいことにチャレンジする機会」と「安心して失敗できる環境づくり」です。
それには、なにが「できる」とか「する」(do) よりも、「ある・存在する」(be) に光をあてることが必要です。
目先のことにとらわれすに、長いスパンで子どもの育ちを考え、寄り添い続けるまなさしも求められているのです。
そのまなさしの中で、一人ひとりが他者とのつながりを実感し、いろいろな体験を重ね、
自分はここにいていいんだ
・・・ひとりじゃないんだ
・・・自分には生きている価値があるんだ
そんなふうに思える自己肯定感や自尊感情を育むことが、とても大切であると考えています。
私が「大切な存在」だと思えたとき、「大切なだれか」とつながっていく。
それは子ども・若者だけでなく、私たちの社会全体に必要なことではないでしょうか。
*オフィシャルサイトより抜粋

注目してほしいポイント
「自分はここにいていいんだ」「ひとりじゃないんだ」。そう心から思える感覚は、私たちが生きていく上で、かけがえのない支えになります。「フリースペースたまりば」は、そんな自己肯定感を育むことを何よりも大切にしている居場所です。
ここでは、無理に何かを頑張る必要はありません。
ありのままの自分を周りが受け入れてくれる安心感の中で過ごすうちに、子どもたちは少しずつ「自分には生きている価値があるんだ」と感じられるようになります。
自分が「大切な存在」だと気づけたとき、初めて、他の誰かを「大切なだれか」として心から思い、繋がっていくことができる。
たまりばでの穏やかな時間は、子どもたちが自分を信じ、他者と温かく繋がっていくための、最初の優しい一歩を支えてくれているのです。