自然体験まるたんぼう

活動について
私たちは2009年から、保育施設である森のようちえんまるたんぼうを中心に「森と自然を活用した幼児教育」を続けてきました。2016年からは、森のようちえん園児の卒園後の居場所として「小中学生に向けた自然体験の場」も提供してきました。活動を続ける中で、近年の社会情勢も踏まえ、より多くの人々にまるたんぼうの自然体験を届けたいという想いがさらに強まりました。
その想いから、従来の森のようちえん(保育施設)に在籍する幼児だけでなく、広く一般の幼児と親子を対象とした「森のようちえん体験」を、幼児期に限らず学童期の子どもに向けた自然体験活動を、大人に向けた自然体験や学びの場づくりを始めました。これらの取り組みを組織的に事業展開するため、私たちは2023年に新法人「特定非営利活動法人自然体験まるたんぼう」を設立しました。
私たちは、多様な自然環境である森と人がつながり、森を通じて人と人とが繋がり合う社会を目指し、子どもと子どもを取り巻くすべてのおとなのために自然体験の場を創造しています。
私たちはこれからも森の中で子ども達の育ちの芽を信じて見守りつづけます。
*オフィシャルサイトより抜粋
注目してほしいポイント
鳥取県智頭町の豊かな森の中で、園舎を持たない「森のようちえん」として活動しているのが「自然体験まるたんぼう」です。ここでは決まった時間割も、人工的な遊具もありません。あるのは、四季折々の表情を見せる大自然そのものです。子どもたちは雨の日も雪の日も森へ出かけ、泥んこになりながら、自分たちの興味の赴くままに遊びを見つけ出していきます。まるたんぼうの何よりの魅力は、大人たちが子どもたちの「根っこ」を信じ、じっくりと見守る姿勢にあると感じました。大人が先回りして答えを教えるのではなく、子ども自身が考え、挑戦し、時には失敗する経験さえも大切にされています。その時間の中で、子どもたちは生きるためのたくましさや、豊かな感性を自らの力で育んでいくのでしょう。
自然の中で思いっきり笑い、泣き、そして成長していく子どもたちの姿は、私たち大人に「生きるということ」の原点を思い出させてくれるような気がします。もし、自然と共に生きる子育てや、子どもの自主性を大切にする場に関心があるなら、ぜひ一度活動を覗いてみてください。そこには、忘れかけていた大切な時間が流れているはずです。

